東山動物園でコモドドラゴンを見ることができるのか、調査しました。コモドドラゴンは世界最大級のトカゲといわれ、長い舌を出したり引っ込めたりしながら、のっそのっそと動く姿は圧巻。コモドドラゴンが動物園で見られるなら、ぜひお姿を拝見したいものですよね!この記事では、東山動物園でコモドドラゴンを見られるのか調べるとともに、コモドドラゴンにまつわるおもしろい情報をまとめました。この記事を読めば、コモドドラゴンを一目見たくなってしまうでしょう!
東山動物園でコモドドラゴンは見れる?
東山動物園でコモドドラゴンを見ることはできます。東山動物園にコモドドラゴンがやってきたのは、2024年のこと。8月より一般公開を開始し、全国各地から”最強のトカゲ”を見に多くの観光客が来園しているようです。さすがコモドドラゴンというだけあって、一般公開がスタートしてからも、押し寄せる来園客に動じることなくリラックスする姿が確認されているそうですよ。
【参考サイト:東山動物園ブログより】
東山動物園のコモドドラゴンはいつ活動してる?
コモドドラゴンは昼行性で、日中に活発に活動します。そのため、夕方になると休んでいることが多いとか。動いている姿を見たい場合は、15:00より前の時間帯に来園されることをおすすめします。大型であり、動物園内で捕食をすることはないので、基本的に素早い動きはしません。東山動物園ではランダムな時間に給餌をおこなっており、コモドドラゴンの生活リズムに刺激を与えているそうです。
東山動物園のコモドドラゴンはいつまでいる?
東山動物園の公式ホームページによるとコモドドラゴンは、2025年7月の時点で返還予定はないそうです。NHKによると、東山動物園のコモドドラゴンはシンガポールの動物園からやってきました。もともとは、上野動物園で飼育されていたメスのコモドドラゴン「ヨーコ」が、繁殖のためにシンガポール動物園に貸し出されました。そして、そこで生まれたのが東山動物園にいるコモドドラゴン「タロウ」だそうです。
コモドドラゴンの基本プロフィール
コモドドラゴンの生態について、基本情報を見てみましょう。
- 分類:爬虫綱有鱗目オオトカゲ科オオトカゲ属
- 別名:コモドオオトカゲ
- 生息地:コモド島、リンチャ島、ギリダサミ島、ギリモタン島、フローレス島南部(全てインドネシア)、乾燥した落葉樹林、サバンナ
- 大きさ:200 – 300センチメートル、体重約70キログラム
- 性格:縄張り意識が強く気性が荒い。外敵に襲われると噛みついたり、尾を打ちつけたりして応戦する
- エサ:イノシシやシカ、ヤギなどの大型哺乳類、コウモリ、サルなどの哺乳類、鳥、卵、爬虫類、ワニの卵、動物の死骸
現生のトカゲとしては世界最大級であり、絶滅した恐竜にたとえられることもあるほど。見た目も恐竜のようで、動物園で見られるサイズのトカゲではないことが分かりますね。恐竜好きの小さなお子さんを連れて行けば、思わず「恐竜を見た」を勘違いするかもしれないほど、インパクトのある姿をしています。東海テレビによると東山動物園の給餌の時間には、ネズミや鶏肉などの大きな食べ物を一瞬でたいらげてしまう、コモドドラゴンの姿を見ることができますよ。
コモドドラゴンのおもしろ雑学
それでは、コモドドラゴンの興味深い雑学についてご紹介します。コモドドラゴンは恐竜にたとえられるほど大きいトカゲで、日本でも見ることができるようになりましたが、知れば知るほど興味深いプロフィールがありました。生物に興味がなくても、コモドドラゴンの雑学は大変おもしろく、思わず人に話してみたくなることでしょう!ここからは、知られていないコモドドラゴンの雑学について見てみましょう。
コモドドラゴンに噛まれると死ぬ理由
肉食で動物の死骸なども食べるというコモドドラゴンの口の中は、食べ残しによって腐敗菌が繁殖しています。そのため、噛みつかれた動物は敗血症を起こして死ぬと考えられてきました。しかしこの説は誤りであると証明されます。コモドドラゴンはもともとヘモトキシンという毒を唾液内に持っており、獲物の血液の凝固を阻害し失血ショックを引き起こすのだそうです。そのため、噛まれた獲物は出血が止まらず死んでいくのです。
【参考サイト:ナショナルジオグラフィック】
交尾なしで卵を産める
2006年にイギリスの科学誌『ネイチャー』に掲載された内容によると、イギリスの動物園でコモドドラゴンが交尾なしで卵を産み、1つが孵化したことが分かっています。実は、トカゲ類には単為生殖を行う種類があるのだとか。しかし、コモドドラゴンで確認されたのはこのときが初めてだそうですよ。通常は「コンバットダンス」と呼ばれるオス同士の取っ組み合いによりメスに求婚し、交尾に至るとされていますよ。
【参考サイト:CNN】
実は飼育にも向いている
毒を持ち気性が荒いとされるコモドドラゴンですが、実は飼育にも向いている動物なのだそうです。ただし、幼体の頃から人間と暮らす環境に慣らした場合のみで、飼い慣らすと一緒に散歩もできるのだそうですよ。しかし、実際には1974年に成人男性が襲われ食べられた記録が残っており、それ以降30人がコモドオオトカゲに噛まれ、うち5人が死亡しているという事例も。
【参考サイト:BB News】
丸飲みする習性で体重にばらつきも
コモドドラゴンは獲物を丸飲みする習性があり、体内にある食べ物によって体重が大幅に変化します。平均体重は約250センチメートルの個体で47キログラムとのことですが、かつてアメリカには体重166キログラムの個体も存在したとか。肩高150センチメートルほどのゾウを捕食していた過去があり、大型化が進んだとされています。トカゲがゾウを食べるという説明がしっくりこないほど、非現実的な見た目をしているんですね!
まとめ
東山動物園では、コモドドラゴンを見ることができます。カモノハシが見れる日本の動物園のように、コモドドラゴンがいる東山動物園も人気の観光スポット。小さな子どもが見ると、まるで恐竜!捕食をしているリアルな生態を見ることはできないものの、活発に動いている日中に見に行くと、表情や動きをよく観察できるでしょう。東山動物園はイケメンゴリラのシャバーニやアジアゾウなども見どころの1つです。ぜひ、夏のお出かけ予定に入れてみてはいかがでしょうか。