動物園に良く行かない人の中で、どこに行っても動物は同じだろうと考えている人はいませんか?実は動物園の中には世界でも珍しい動物をお世話している場所があり、パンダがいる動物園やコアラのように特別な環境でしか見られない人気の動物もいます。
しかし、コアラはストレスや免疫力の関係から全ての動物園にいるわけではないので、ここではコアラがいる動物園を紹介しています。特徴や名前も紹介しているので、ケモナーの人もそうでない人もぜひこの記事で紹介している動物園に足を運んでみてください。
- 日本に何匹?コアラのいる動物園
- 鹿児島県平川動物園
- 愛知県東山動植物園コアラ展示の特徴とコアラの名前
- 中々繁殖が成功しない兵庫県神戸市立王子動物園とは
- まとめ
日本に何匹?コアラのいる動物園
2025年10月現在でコアラがいる日本国内の動物園を一覧表にしてまとめてみました。国内には合計7つの動物園にコアラが存在し、沢山のコアラがいる動物園も存在するので、コアラ同士じゃれ合う姿などを見られる利点があります。
ただし、コアラは飼育が難しく、日本国内では野生のコアラはいないため、繁殖させて増やそうと各動物園で連携を深めています。
動物園名 | コアラの数 |
鹿児島県平川動物園 | 20頭 |
神奈川県横浜市立金沢動物園 | 5頭 |
愛知県東山動植物園 | 9頭 |
兵庫県神戸市立王子動物園 | 7頭 |
兵庫県淡路ファームパークイングランドの丘 | 4頭 |
埼玉県こども動物自然公園 | 5頭 |
日本国内にいるコアラの合計数 | 53頭 |
鹿児島県平川動物園
鹿児島県平川動物園にいるコアラで、2025年現在一番古くからいるのは、2015年に生まれたリオというメスのコアラです。交配して子供を産んだこともあるので、コアラの繁殖保存計画に大きく貢献しているコアラの大ベテランともいうべき存在です。そんなリオですが、餌の時間には敏感らしく、ユーカリペーストをあげる時間になると飼育員さんを探すように木から降りてくるそうです。
ちなみに鹿児島県平川動物園の他のコアラも多少の好みの違いはあるようですが、ユーカリペーストが好きなようで、それぞれの好みによってユーカリ以外のものも混ぜることがあるそうです。
次の見出しからはSNSに投稿されている他のコアラの名前と特徴も紹介しているのでご覧ください。
ヒマワリの特徴について
ヒマワリとは鹿児島県平川動物園に2019年からいるメスのコアラの名前で、2022年には赤ちゃんを産んで立派に育てています。しかし、健康診断だけは大嫌いらしく、慣れている飼育員さんが担当してもすごい暴れるそうです。ですがコアラは細かく健康管理に気を使わないと免疫力が低下してすぐに死んでしまうので、これからもぜひ定期的に健康診断はおとなしく受けてほしいですね。
キボウの生活習慣とは
鹿児島県平川動物園にいるキボウというメスのコアラは、閉園後になると西日が差し込むエリアに移動して木の上で寝るのが好きなんだそうです。しかも子供を産んでからは親子揃って木の上で寝ているため、SNSに投稿されたそんな姿にコアラ好きも大満足のコメントを投稿していました。
マイペースなインディコの魅力
2019年12月から鹿児島県平川動物園にいるインディコは、来園者が訪れてもお尻を向けて寝ていることも多く、中々顔が見られない特徴があります。そのため、よく鹿児島県平川動物園へ行く人でもインディコの顔をSNSで初めて見たなんて人もいるようですね。ちなみに飼育員が顔を近づけても、虚空を見つめている時間もあって、SNSに投稿されている写真もかなりアップだったにも関わらず、まったりとした時間を過ごしてるようでした。
男らしさなら随一?のライト
鹿児島県平川動物園にいるコアラの中で、最も大きな体をしているのが2021年に生まれたライトです。免疫力があるのか寒暖が激しいとき以外はイベント会場にも展示されることがあり、鹿児島県平川動物園は最も会いやすいコアラがいる動物園として知られています。ご飯のユーカリペーストも一気飲みするくらいの勢いで食べるため、ライトにとっては人間でいうカレーは飲み物というつもりでユーカリペースト食べているのかもしれませんね。
高い繁殖能力が魅力のアーチャー
鹿児島県平川動物園にいるアーチャーは、2021年に生まれてオーストラリアから来た本場のコアラです。日本のコアラは飼育数が少なく、繁殖させても血統が少ないのでいろんなコアラが生まれない場合が多いのですが、アーチャーのおかげでいろんな種類のコアラがいる動物園として鹿児島県平川動物園が進化しようとしています。2025年現在までに5頭の父親になっているので、このまま新しい赤ちゃんコアラを産んでほしいですね。
少し我儘な性格をしているタイヨウについて
タイヨウは鹿児島県平川動物園の中でも遠慮を知らない性格をしていて、小さいころは体重測定しようとすると激しく暴れる傾向にあったそうです。しかし、最近投稿されたタイヨウ関連の情報には、少し抱っこを我慢してくれるようになったとのことで、大人なタイヨウの姿にファンもほっこりしていました。ちなみにコアラは人間が配慮しながら抱っこしてあげないと、抱っこしたことで寿命が短くなる個体もいるので、日本国内にいる動物園のコアラで抱っこできる個体は存在しません。
愛知県東山動植物園コアラ展示の特徴とコアラの名前
愛知県東山動植物園は1984年からコアラがいる動物園として宣伝され、当時はコロコロとモクモクというコアラが存在しました。そして1986年についにハッピーというメスのコアラの繁殖に成功し、愛知県東山動植物園のコアラ繁殖計画は軌道に乗り始めます。そんな中2007年悲劇が起き、チロルという新しいコアラが産まれたものの、母親のミルクが十分に出なかったため人工飼育で育てることになってしまいました。
飼育員も必死に育てたものの、2010年には白血病でチロルが死んでしまい、2025年にも一時的にもなかの展示を中止しています。
中々繁殖が成功しない兵庫県神戸市立王子動物園とは
兵庫県神戸市立王子動物園は、1991年からコアラのいる動物園になりましたが、中々繁殖に成功していません。2013年には待望のコアラの赤ちゃんが産まれていますが、わずか6か月で死亡しており、コアラの飼育が難しいことを改めて感じさせられています。
また、仮にコアラがある程度大きくなっても、親子でオスとメスの違いがあると、運動能力の高さからメスのコアラを傷つけてしまう危険性があります。そのため、早い時期からコアラの子供を別の場所で飼育する動物園も多いようです。
まとめ
コアラは動物の中でも免疫力が低下しやすく、寒暖差の激しい日本では野生のコアラは存在しません。しかし、海外から来園したコアラを繁殖させて2025年現在は日本国内に50頭以上のコアラが存在しています。ですが、中々繁殖に成功しない動物園も多く、1980年からコアラがいる動物園になっているにも関わらず、10頭もいない動物園も多いです。それでも繁殖に成功して増えている動物園もあるので、これからのコアラ達の恋愛が楽しみですね。