身近なギャンブルとして馴染みのあるパチンコ・パチスロですが、一時期のブームが去りパチンコ店も減少傾向にあります。現在では高齢者向けの娯楽となっているところも少なくないようです。
そこで今回は、減少傾向にあるパチンコ・スロット業界を徹底調査し、業界の売上やパチンコメーカーランキングまで解説していきます。みなさんも一度は目にしたことがあるパチンコ・スロット業界を掘下げていってみましょう。
パチンコ・スロット業界の売上や市場動向
ギャンブルへの規制などで縮小傾向のパチンコ・スロット業界ですが、その売上はどれぐらいなのか、市場動向も併せて解説します。
パチンコ・スロット業界の売上
社会経済に関する調査研究を行っている日本生産本部によると、2022年の全国にあるパチンコ店の売上高は14兆6000億円で、2005年のピーク時の35兆円と比べると半分以下の売上高となっており年々縮小しています。
また、警視庁によると2022年末でのパチンコ店の数は全国7665店で、1997年のピーク時の18244店と比べるとかなりの店舗が閉店していることがわかります。
パチンコ・スロット業界の市場動向
パチンコ店の店舗数や売上減少で業界が低迷していることに加え、ギャンブルへの依存症防止のための規制も入り、さらに厳しい状況になっています。
また、娯楽の多様化により遊技人口は減少すると予想されているので、どう打開するのかがパチンコメーカーの課題となっているようです。また、近年ではどちらかの専門ではなく、パチンコ・スロット両方を取り扱うメーカーが増加しています。
パチンコメーカーランキングと上位3社を紹介
パチンコメーカーの2023年3月時点での売上高ランキングです。
順位 | 会社名 | 売上高 |
1 | セガサミーHD | 約3,896億円 |
2 | ユニバーサルエンターテインメント | 約1,789億円 |
3 | 三共 | 約1,572億円 |
4 | 平和 | 約1,422億円 |
5 | 円谷フィールズHD | 約1,171億円 |
いずれのメーカーもパチンコ・スロットどちらも提供する総合メーカーです。
セガサミーHD
スロット事業で業界を牽引していた株式会社サミーをゲームメーカー大手のセガが2003年に買収し誕生しました。サミーは1975年に設立されており、当初はスロット機などの遊技機やゲーム事業も展開していました。
2023年には、スロット機の「スマスロ北斗の拳」で84,000台、「パチスロ甲鉄城のカバネリ」で32,000台の販売実績があります。
ユニバーサルエンターテインメント
ユニバーサルエンターテインメントのもととなるパチンコ・スロット機やゲームソフトを製造していたアルゼ株式会社は、2009年に株式会社ユニバーサルエンターテインメントに社名を変更しています。
1979年の設立で、エンターテインメント業界で様々な事業を行っています。2023年には、スロット機の「アナザーゴッドハーデス-解き放たれし槍撃ver.-」で37,000台、「スマスロバジリスク~甲賀忍法帖~絆2」で21,000台の販売実績があります。
三共
株式会社三共は1966年に設立された、パチンコ機では最大手のパチンコメーカーです。パチンコの大当たりで「フィーバー!」というフレーズは三共が商標登録しており、大当たりでフィーバーが聞けるのは三共のパチンコ機だけです。
2023年には、パチンコ機の「Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED」で50,000台、「Pフィーバー炎炎ノ消防隊」で30,000台の販売実績があります。
まとめ
今回は、パチンコ・スロットメーカーについて、業界の売上やメーカーの売上高ランキングを解説しました。業界は全盛期と比べると、半分以下の売上高となっており縮小傾向にあるパチンコ・スロット業界ですが身近な娯楽施設としてまだまだ楽しませてくれています。一時期のギャンブル性が強い機種などは規制が入りありませんが、これからも面白いパチンコ・スロットをパチンコメーカーは作ってくれそうです。
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