2019年5月に、22年間の営業に幕を閉じた宇都宮パルコ。
閉店から4年が経ちましたが、現在の姿はご存じでしょうか?
宇都宮1等地に位置し、市のシンボルとしても特徴的な建物のため
ぜひ有効な再利用方法が期待されるところです。
そこで、閉店してしまった宇都宮パルコの建物や跡地の現在や閉店理由、
今後どうなっていくのかについて調べてみました。
宇都宮パルコの跡地の現在は?
2019年に閉店してしまった宇都宮パルコ。
閉店から4年を迎え、気になる建物・跡地の現在ですが
解体や再利用されることもなくそのまま残っている状態です。
まもなく閉店から4年を迎える宇都宮パルコ跡
未だ活用されることなくそのまま
実は裏側に交番があるからここは実質日本最大の交番 pic.twitter.com/QcN3QKpY2d— 205湘南色 (@saroE231) May 6, 2023
非常に大きな建物で立地も良く
十分に活用方法がありそうに思えますが、
実質廃墟化してしまっておりとてももったいないですね。
かつては109も存在し、若者が集まる中心地として
賑わいを見せていましたが、109は2005年に閉店。
裏手にあるオリオン通り商店街にも若者を集める目立った施設はなく、
宇都宮パルコ周辺は少し寂しい状況にあるようです。
宇都宮パルコ閉店理由は?
私のiPhone7に入ってる宇都宮パルコの写真🥟
#見た人も何か今は撮れない写真をあげる pic.twitter.com/ZtmFwaXwbl— みー@振りケツ激しく余韻🥺💜 (@upaupaupaa123) May 31, 2023
1997年に開業し、22年もの間営業していた宇都宮パルコ。
大きな閉店理由としては、テナントの営業不振が挙げられています。
数多くの郊外型店舗の台頭や、主力としていた
衣料品・ファッション関連の販売がふるわなくなくなっており
2017年以降、テナント売上高がパルコ全店のなかで最低を記録。
ピーク時の2003年には売上高が97億円ありましたが
2017年には約30億円に落ち込んでいたといいます。
入居するテナントの撤退も進み、
2019年2月に同年5月末での閉店を発表しました。
22年もの間、宇都宮のファッションの中心地として栄えてきた場所であり
青春時代を過ごした人にとってはとてもさみしい気持ちになりますね。
宇都宮パルコの跡地の今後の理由は?
好立地や街の目印としても馴染み深い建物であることから
再開発や再利用が望まれる宇都宮パルコですが
現在跡地利用の具体的なめどは立っていません。
その理由とはこちら。
- 建物の特殊な構造
- 多額の改修費用がかかる
宇都宮パルコはファッションビルの構造に特化しているゆえ
窓がほとんどなく、多用途への転用が難しい建物になります。
実際に、2020年に閉店した熊本パルコでは
老朽化した建物をすべて取り壊してビルを新築するという
非常に思いきった再開発が進められました。
そのため再利用には多額の改修費用が必要になり
すぐには話が決まらないというのが現状のようです。
廃墟と化している今も固定資産税やメンテンナンス費用で
年間数千万もの維持管理費がかかっており、
もうすぐその積立金が底をつくと言われています。
逆に言えばそれだけメンテナンスをきっちり行っているということでもあるので
宇都宮のランドマークとして何とか復活してほしいところです!
宇都宮パルコの跡地の現在は?のまとめ
2019年に閉店して以来、建物や跡地の行方が
たびたび話題となる宇都宮パルコ。
現在は解体や再利用もされず、そのまま残っている状態です。
さらに今後の跡地利用についても未定のまま。
テナントの営業不振による閉店であり、
売上高がピーク時の三分の一ほどに落ち込むなど苦戦が続いた末の決断でした。
ファッションビルや百貨店の集客不足による閉店は
今や地方都市や都会に関わらず抱える問題とあって
今後の再開発計画がどうなるのか注目されますね。
ぜひ宇都宮市民のなじみの場所として、
何らかの形での復活を遂げることを期待しています♪