2023年も11月に入り、残り1ヶ月となりました。多くのエンタメニュースが報じられてきましたが、下半期に入りアーティストの死去に関するニュースが増えてきたように思われます。
その中でも一番の衝撃だったのは、谷村新司さんが亡くなったことではないでしょうか。
日本テレビ系列『24時間テレビ』で歌われる加山雄三さんとの合作「サライ」は有名ですが、それ以外にもフォークグループ・アリスのメンバーとして多くの名曲を世に送り出しています。
そこで今回は谷村新司さんが残した名曲と谷村さんの経歴をまとめていきます!
谷村新司さんの経歴
基本情報
- 出生名 谷村新司
- 誕生日 1948年12月11日
- 血液型 AB型
- 出身地 大阪府大阪市住之江区(当時は住吉区)
- 兄弟 兄、姉
- 家族 谷村詩織(娘)
- 死没 2023年10月8日(74歳没)
- 学歴 桃山学院大学中退
- ジャンル 歌謡曲フォークニューアダルトミュージック
- 職業 シンガーソングライター・上海音楽学院常任教授
- 担当楽器 ボーカルギター
- 活動期間 1965年 – 2023年
経歴
それでは、谷村新司さんの経歴をご紹介していきます。
アリス結成~活動休止
1971年12月25日 谷村新司さん、堀内孝雄さんの2名で「アリス」結成。
1972年3月5日 シングル「走っておいで恋人よ」でデビュー。
1972年5月5日 矢沢透さんが合流し、2ギター&ボーカル、1パーカッションという特異な編成でもあるアリスの形となりました。
デビュー当初はヒット曲もなく、鳴かず飛ばずだったそうで、様々な企画、ライブが失敗。借金も膨れ上がっていったそうです。それでも地道なライブ活動(1974年には年間303ステージ)をこなしていきます。
そして1975年「今はもうだれも」がヒットすると「冬の稲妻」、「涙の誓い」、「狂った果実」などのヒット曲を連発。
1978年には日本人アーティストとして初めて日本武道館3日間公演を成功させるなど、一時代を築きました。
1981年5月21日 アリスの活動停止を発表しました。背景には谷村さんと堀内さんのソロ活動が活発化していくと音楽の方向性の違いが顕在化したことがあったそうです。
1981年11月7日 アリス活動停止
ソロ活動期
アリスの活動と並行して、ソロ活動も精力的に行なっていた谷村新司さん。
1975年のアルバム『蜩(ひぐらし)』を皮切りに、ソロ名義での楽曲制作、楽曲提供(山口百恵の「いい日旅立ち」など)を精力的に行いました。
アリスとは異なる音楽世界観で楽曲作成が行われ、1980年の「昴 -すばる-」、1981年の「群青」がヒットしました。
その後もコンサート・ツアーを毎年開催するだけでなく、さだまさしさん、北島三郎さんらとジョイント・コンサートの開催、1987年にアリスの活動再開(アルバム、シングルを発表しますが、すぐに活動休止)など、非常に精力的に活動を続けました。
1992年11月16日 加山雄三さんとの連名でシングル「サライ」を発表。日本テレビ『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』のテーマソングとして使用されており、現在でも番組を代表する曲として歌い継がれています。
2023年3月 急性腸炎のため入院。6月よりアリスの全国ツアーを控えていたが、ドクターストップにより休止せざるを得なくなりました。
年内いっぱいは治療に専念するとされていましたが、10月8日74歳で死去しました。
谷村新司さんの名曲
2022年3月に発表された谷村新司さんの曲人気トップ3が
- 昴-すばる-
- 群青
- いい日旅立ち
でした。順番に紹介していきます。
第1位:昴 -すばる-
第1位に輝いたのは「昴 -すばる-」でした。1980年に発表された2枚目のシングルで、60万枚以上を売り上げている、谷村新司さんといえば、という楽曲です。1987年に紅白歌合戦への初出場も果たしています。
第2位:群青
第2位は4枚目のシングル「群青」でした。東宝の特撮戦争映画「連合艦隊」の主題歌で、若くして命を散らした兵士の姿を描いた歌詞と壮大なアレンジの楽曲で涙を誘う一曲です。
第3位:いい日旅立ち
第3位は「いい日旅立ち」でした。日本国有鉄道(国鉄)のキャンペーンソングとして制作され、山口百恵さんに楽曲提供されたことでも知られています。哀愁漂う歌詞とメロディーが印象的な、国民的バラード曲です。
最後に
今回は2023年10月に死去した谷村新司さんについて経歴と人気楽曲についてまとめてきました。
アリスとしても谷村新司さんソロとしても、誰もが一度は聞いたことのある楽曲ばかりで、どれだけ偉大なアーティストだったか伺えますよね。
谷村新司さんのご冥福をお祈りいたします。